平成24年春期 午前I 共通 問12

CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ (レイヤ2スイッチ) は, フレームの蓄積機能, 速度変換機能や交換機能をもっている。
このようなスイッチングハブと同等の機能をもち, 同じプロトコル階層で動作する装置はどれか。

ア ゲートウェイ
イ ブリッジ
ウ リピータ
エ ルータ


こぼる
「CSMA/CDって何??」

ジョブりんご
「LANの方式、と問題文にはあるな。

このようなものである。
OSI7層は知っているか?」

こぼる
「してるよ。ア、プレゼントねデブ!」

でもこの図、なんのためにあるの?」

ジョブりんご
「インターネットの設計段階で、役割を決めた。
一つのソフトでOSI基本参照モデルを無視して作ると、他のソフトと互換性がなくなってしまう。」

こぼる
「プロトコル、ってやつなのかな。
私もイケメンの彼氏とプロトコル統一させたい~!」

ジョブりんご
「はっ?
話を戻して、それぞれの層で扱う装置の名前は?」

こぼる
「げるぶり!」

ジョブりんご
「名答。

レイヤ2とは?」

こぼる
「ア、プレゼントネデブ…デでデータリンク層。何やってるか知らないけど。」

ジョブりんご
「この際だから覚えなさい。

アプリケーション層 使えるサービスを提供する。FTP,HTTP
プレゼンテーション層 データの変換。文字コード変換など。
セッション層 プログラム間の接続の開始から終了まで。接続が切れた時フォローしたり。
トランスポート層 ネットワーク間の接続の開始から終了まで。
ネットワーク層 ネットワークの選択、ルーティング。
データリンク層 直接結ばれている機器間の信号の受け渡し。
物理層 ケーブル(無線でも、「ケーブル」という概念の何かがある)

覚えたか?」

こぼる
「覚えられるワケナイデショ!!」

ジョブりんご
「できないな。」

こぼる
「(ムカッ)
レイヤ2と対応する装置は、ゲルブリでブだからブリッジね、イね。!

ジョブりんご
「合ってる。ところでゲルブリのイメージはどんなだ?」

平成24年春期 午前I 共通 問29

X 社では, (1)~(4) に示す算定方式で在庫補充量を決定している。
第 n 週の週末時点での在庫量を B[n], 第 n 週の販売量を C[n]としたとき,
第 n 週の週末に発注する在庫補充了の算出式はどれか。
ここで, n は3以上とする。

[在庫補充量の算定方式]
(1) 週末ごとに在庫補充量を算出し, 発注を行う。在庫は翌週の月曜日に補充される。
(2) 在庫補充量は, 翌週の販売予測量から現在の在庫量を引き, 安全在庫量を加えて算出する。
(3) 翌週の販売予測量は, 先週の販売量と今週の販売量の平均値とする。
(4) 安全在庫量は, 翌週の販売予測量の 10%とする。

ア (C[n-1]+C[n])/2×1.1-B[n]
イ (C[n-1]+C[n])/2×1.1-B[n-1]
ウ (C[n-1]+C[n])/2+C[n]×0.1-B[n]
エ (C[n-2]+C[n-1])/2+C[n]×0.1-B[n]


こぼる
「コンビニのバイトしてた時は、在庫管理とか店長のフィーリングだったけど。」

ジョブりんご
「しかし、過去の発注量などがPOSに出ただろう?」

こぼる
「そうね。ソーセージ100袋発注したネタ画像とか見たことあるー」

ジョブりんご
「問題に戻ろう。
・翌週予測 - 現在の在庫 + 安全在庫
・翌週予測は、先週と今週の平均 → (C[n-1] + C[n]) / 2
・現在の在庫 → B[n]
・安全在庫 → 翌週予測 * 0.1
まとめると、
(C[n-1] + C[n]) / 2 – B[n] + (C[n-1] + C[n]) / 2 * 0.1
=(C[n-1] + C[n]) / 2 * 1.1 – B[n]
これは何番になる?」

こぼる
ア…
だけど、なんかジョブズが言ってるけどあたしのためにならないんじゃな??」

ジョブりんご
「私もPOSを触りたい。マネジメントしていると下っ端の管理をする仕事はできない。」

こぼる
「へー。小さい憧れ持ってるのね。」

平成24年春期 午前I 共通 問6

あるクライアントサーバシステムにおいて、クライアントから要求された1件の検索を処理するために、
サーバで平均100万命令が実行される。
1件の検索につき、ネットワーク内で転送されるデータは、平均2×105バイトである。
このサーバの性能は100MIPSであり、
ネットワークの転送速度は、8×107ビット/秒である。
このシステムにおいて, 1秒間に処理できる検索要求は何件か。

ここで、処理できる件数は, サーバとネットワークの処理能力だけで決まるものとする。
また, 1バイトは8ビットとする。

ア 50
イ 100
ウ 200
エ 400


ジョブりんご
「検索【要求】となっているから、サーバの性能はこの問題の計算に関係ないな。」

こぼる
「えっ。問題に書いてあること全部使うんじゃないの。」

ジョブりんご
「騙し問題だ。こういう問題では、「約何件か」となっていない時は、中途半端な数値が答えにならない。」

こぼる
「ネットワーク関連の記述だけ見て、
(2 * 105 * 8[bit]) / 8 * 107
一件1/50秒だから、1秒間には50件の検索要求!アね。」

ジョブりんご
「正解だ。性能を計算する時は、計算上の数値を最大として、それを越えないように調節する事もあるんだぞ。」

こぼる
「性能落とすの!?ばかじゃないの…」

ジョブりんご
「契約書に【~kbps以下】とあるからな。安定した性能の方が重要だ。」

平成24年春期 午前I 共通 問3

関数gcd(m,n)が次のように定義されている。
m=135, n=35のとき、gcd(m,n)は何回呼ばれるか。
ここで、最初のgcd(135,35)の呼び出しも、1回に数えるものとする。
また、m, n(m>n≧0)は整数とし、m mod nはmをnで割った余りを返すものとする。

[関数の定義]
(要図)

ア 2
イ 3
ウ 4
エ 5


ジョブりんご
「机上デバッグをするんだ。」

こぼる
「ギークが言語の性能評価に使う、回帰か!」

ジョブりんご
「Objective-C 大好き!」

こぼる
「えっと、
gcd(135,35) : 1回目
gcd(35,mod(135,35) : 2回目
ん?modってなに??」

ジョブりんご
「余り算だ。剰余算とも言う。」

こぼる
「じゃあ、mod(135,35)のこたえって…
135÷35=3あまり30 で、30なのかな。」

ジョブりんご
「それで合っている。」

こぼる
「んと、じゃあ続きね。
gcd(30,mod(35,30)) = gcd(35,5) : 3回目
gcd(5,mod(30,5) = gcd(5,0) : 4回目
4回呼び出したから、答えはウ!」

ジョブりんご
「難しかったか?」

こぼる
「えへへ。実はMODって、Excelで使ったことあるから知ってたわ~2年前から知ってたわ。」

ジョブりんご
「競合他社の花形ツールを使うなんて!!」